本文へスキップ

社会保険・労務管理に関するご相談はさとう経営労務管理事務所へ


宮城県仙台市太白区八木山東1-5-17

残った有給休暇は買上げしなければならないのか?HEADLINE

有給休暇の買上げは、必ずしもしなければならないわけではありません。

 消化しきれなかった有給休暇に対して、その日数分の賃金を支払うことを一般的に「有給休暇の買上げ」と呼んでいます。
 年次有給休暇を取得する権利(年休権)は、法律上当然に労働者に与えられた権利で、その権利を行使するかしないかは労働者の選択によります。
 したがって、労働者が年休権を行使しなかったからといって、使用者がそれに対する補償をしなければならないわけではありません。
 
 未消化の有給休暇の買上げをすること自体は、違法ではありません。
 ただし、事前に買上げすることを予約して有給休暇の取得を認めないというのは、有給休暇の取得を妨げることになり違法となります。
 また、事後振替が反復・継続され日常化している場合は、事後振替が可能であるという労働慣行が成立しているとみなされ、認めなくてはならなくなる場合があります。


年次有給休暇の繰越しと時効

 年次有給休暇を取得する権利は、労働基準法上の2年間の時効に服するとされています。
 したがって、付与された年度中に消化されなかった年次有給休暇は、年度の終了によって消滅されずに翌年度に繰り越されます。